スキって言って!



「あ、でもなんでそんなに前から
好きで居てくれたのに
告白があのタイミングだったの?」



そうだ。


本当だったら入学してすぐにでもいいくらい。




「だせぇけど…単純にビビってた。

けど、あの男と付き合いはじめて
最初は幸せそうなお前を見て…

このままでも良いかなって思ったけど、
やっぱり好きだったから告った。


俺お前のことしか見えねぇみたいだわ。」



「そっそっか…。」



ポンッ
「まぁゆっくりでいいから。
こんなにずっと好きなんだし、
今更焦って気持ちを
整理しようとしなくていい。」



…きっと拓海先輩のことがあったから
私がちゃんと自分の中で気持ちの整理がつくまで
待っててくれるんだね。



でも、そう優しく私の頭を撫でる宮田に
ちょっとだけドキドキする私もいるんだよ。