私と先生の出会い。

最初会ったとき、汚い大人だと思っていた。

先生なんて大嫌いだった。

そんな私は、あなたに恋をしました。




「あー。次数学じゃん❗マジダルいー❗」

私、宮崎瑠奈は文句を言っていた。

「ねえ、新しい先生来るらしいよ?」

私の一番の親友、歩美は私の話を無視してそう言った。

「イケメンだといいね❗」

私は、どうでも良かった。

ああ。また汚い大人がくるんだ。

先生なんてみんなうわべだけだ。

そんなやつから何で授業なんて受けなきゃいけないんだろう?

私は、そんな事を考えていた。新しい先生が教室に入ってきた。

「はじめまして。新任の平木新田です。
気軽に質問してください。」

平木新田(ひらぎ あらた)か。

・・・変な名前。覚えちゃったよ。

ダメだ。興味なんて持てば、同じ事を繰り返すだけだ。

あの時、私は心に決めたはずだ。

先生は信用しない。
信じても裏切られるだけ。


あの時だって。ねぇ。そうでしょ・・・?


先生。


あなたはあの時どう思ったの?
何であんなことしたの?


何で裏切ったの?