会長と気まずいまま、球技大会当日になってしまった。

「頑張ろーね、魅夜!」

弥生はやる気満々といったかんじだ。

「張り切ってるとこ悪いけど、バスケは最後のほうだよ」

笑いながら、流が言う。

「いいんだよ。それだけ、張り切ってるんだから」

と斎藤。

「最初って、何だっけ?」

私が聞くと、

「野球だよ」

と黒田が教えてくれた。



球技大会に出ると決まってから、私たち5人は仲良しになり、5人で行動するようになった。


野球って事は、鼎先輩かぁ。
応援しに行こ。


自分のクラスの応援もあるので、私たちは野球場に向かった。