「おっかえりー。」 家に入るなり、抱きついてくるやつ。 「ただいま。 …はい、離れて。」 あたしは無理矢理引き剥がす。 「もう、照れ屋なんだから〜。」 「照れてないから! いいかげんやめてよね。」 「そうだ。やめてやれ奈々華。」 この人は奈々華(ナナカ)。 あたしの姉。 大学3年の21歳。 精神年齢小3。