あたし、ぶりっ子始めます





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「大丈夫か?」


嵐が少し体を離し、あたしの顔を覗きこむ。


「うん、もうへーき。
ありがと、嵐。」


「いいんだよ、こんくらい。
てか、もっと頼ってくれてもいいんだからな。

お前も女だし、男の俺が守るよ。
って言っても、俺の方が弱いけど…。」


「確かにね。

でも、ありがとう。
嵐は優しすぎるよ。」