あたし、ぶりっ子始めます





あ、そういえば、ケーキショップにいた…。


「ばれちゃいましたか。」


「烏蘭の総長さん。」


「そんなところまで…。
あの、バラさないでいただけますか?」


「なんで?」


「なんで、って…。
まぁ、いろいろあって…。

お願いします。」


「へぇ、意外に真面目な総長さんだな。
脅してくるのかと思った。」


「そんなバカなことしませんよ。

で、どうなんです?
バラすんですか?
それとも、秘密にしてくれるんですか?」