あたし、ぶりっ子始めます





隣から、結城くんに急に話しかけられる。
油断していたため、そうとう驚いた。


「なんですかぁ?」


「来い。」


私の手を引っ張り、どこかへ連れて行こうとする。

結城くんはイケメンで人気者のため、
こんなことをしていたら、女子が騒ぎまくる。

それでも御構い無しに、歩いていく結城くん。
あたしも、されるがままについていった。