そして、日曜日。
デートの日がやってきた。

集合時刻の3時間半前に起きた、あたし。
いつもより、おしゃれして、
いつもしないメイクをして、
何回も鏡で自分を確認した。


「行ってきまーす。」


咲空兄は仕事でいないから、奈々姉に声をかけた。


「なぁにぃ?おしゃれしちゃってー。デート?」


「…まあ。」


「あっ!純希くんでしょっ?」