あたし、ぶりっ子始めます

「んでー、誰なわけ？
俺の梨々華いじめたの。」


「お前のじゃねぇだろ。」


結城がすかさずツッコミを入れる。

んま、確かに"俺の"はおかしい。
あたし、"嵐の"になったつもりないし。


「そんなことはどーでもいい。
で、誰なの？」


「やめろよ、嵐。
そいつらは俺がシメたから。」


「俺にもやらせろ。」


「無理。
お前やらかしそうだし。」


あたしは2人の会話を黙ってみる。
クラスの子とかも、黙って見てる。