「クラスで、席が隣の人。」 「ふぅん。 カッコいいじゃん、あいつ。」 「うん。人気があるらしいよ。」 「だろうな。」 あたしがもう一度、結城くんをみると、目が合った。 結城くんは、会釈をしてくれたから、あたしも会釈を返す。 「梨々華って、普通にみたら、普通の女の子だな。」 「うん、そうだろうね。」