「うわー!すっげぇ可愛いっ!俺の好みドストライク!」
ふと、1人の男の子が私に近づいてきた。
な、なんか軽そうな男の子だな。
「なぁなぁ、俺と遊ばない?てか、こっちおいでよ。俺と仲良く…」
パシッ。
え…?
私に伸びてきた手を、綺羅くんが払った。
綺羅、くん?
綺羅くんの顔は強張ってて。
男の子を睨みつけているようだった。
こんな綺羅くんの顔、見たことない…。
「凌我、この子に指1本でも触んな」
「おいおい、何怒ってんだよ?その子はお前の彼女じゃねぇだろ?俺、その子に一目惚れして……」
「彼女だよ。だから近づくな」
「っ!?」
どうしよう。
どうしよう。
ドキドキが収まらない。
本当の彼女じゃないのに。
私を庇うために言ってるんだって、分かってるのに。
ドキドキが、鳴り止まないよ…。



