「綺羅くん、私行ってもいいかな?」 『えっ、ホントに?無理しなくていいんだぞ?』 「大丈夫だよ。綺羅くんがいてくれるなら…」 綺羅くんがいてくれるなら、知らない人の中に入ってもきっと大丈夫。 『分かった。じゃあ、明後日10時ごろ迎えに行くから』 「うん、待ってるね」 ピッと通話を切って、ふぅ…っと息を吐く。 服、どうしようかな。 暑いけど、露出が高いと焼けちゃうかな?