そのあと、電車が同じ時間だって知って、何故かすげぇ嬉しくて。



「綺羅くん、次も出る?」



笑った顔とか、照れて真っ赤になった顔とかすげぇ可愛いなって思って。


いつの間にか、気になってた。



「おう。出るから応援よろしくな」




彼氏でもないくせに、誰にも取られたくねぇって思って。


あいつらにも、見せたくないって思って。


ふわふわしてて、優しい雰囲気を纏う妃那に、どんどん惹かれていったんだ。




「綺羅くん、頑張ってね」


「任せろ!」




俺は妃那のことが…。



すげぇ、好きなんだ。