「集合!!」 「「はいっ」」 やべ。 行かねぇと。 見ててくれよって意味で妃那に軽く手を振ったとき。 「っ……」 妃那が満面の笑みで手を振り返してきた。 その瞬間、俺の胸がドキンっと音を立てる。 おいおいおい。 ダメだろ…。 それは反則だっ…。 試合前に俺を殺す気か!! けど…。 「めっちゃやる気出た」 「お、どうした?珍しく闘志剥き出しじゃん」 「ちょっとな」 やってやる。 カッコいいとこ、妃那に見せてやる。