不良な俺の初恋記録


先生はある一点を見つめ、驚いた顔で固まっていた。


先生の視線の先をたどると…


そこにあったのは俺の手。

そして-
その手が触れていたものを見て俺は目を丸くした。


手の下にあるふくらみは位置からしても、間違いなく…胸。



「うわあぁあぁあっっ!?」



俺は慌てて手をどけて先生の上から飛び退いた。


どど、どーしよう!?
さわっ、触っちゃったよおぉう!!

謝るべき?それとも誉めるべき?
…ちょうどいいサイズですね…って、違う!!

あ~…う~…
こーなったら逃げてしまぇ~!



だけど、思うように足は動かない。



くっ…ど、どうすれば!!
足がダメとなると…


Oh、そうだ!
腕があるじゃないか!!

ほふく前進だ!!


俺は腕を前へ前へと繰り出し、あり得ない速度で進んで行った…と思う。

1メートル、2メートル。先生から遠ざかっているのは間違いなかった。



-だけど。



「仮名くん!!」



すぐに我にかえり、歩いてきたであろう先生に足首を掴まれた。

ほふく前進と歩く速度。
考えなくてもほふく前進に分はない。



「ああぅんっ!!」


掴まれた所からしびれがかけ上がり、俺は変な声をあげて悶絶した。