不良な俺の初恋記録


立ち上がろうとした時にそれは起こった。



「あぅ…っ!!」



体重を乗せていた足全体に一気に電気が走ったような感覚。



これはっ…。



足のしびれ。


う、動けない。
今動いてしまったら確実に足を抱えて丸まった姿をさらしてしまう。

この場には誰もいないけれど、どこで誰が見ているかわからない。

孤高の一匹狼というイメージを崩すわけにはいかないんだっ!!



しかし、しびれを解消しなければ授業に遅れるのは確実。


どうする、どうすればいいんだ、俺!?


なぜだか暑くもないのに額から汗が一筋滑り落ちていくのを感じる。

そんな心情などお構いなしにチッチッチッチ、と無情に時計の秒針は進んでいく。


あああああ。
時間よ、止まれぇえぇ!!
足のしびれよ、早く去ってくれぇえぇ!!