よし、行くか。
俺はしゃがんだまま、空になったいちごミルクをゴミ箱に投げ入れた。
紙パックはきれいな放物線を描いてゴミ箱におさまった。
ナイッシュー。
俺、なかなかコントロールいいんじゃないかな?
ふふ、と不敵に笑ってみるけど周りには誰もいない。
まぁ、たかだか紙パックジュースのからがゴミ箱に入ったくらいで「すごい」って言われても恥ずかしいだけなんだけど。
-なんて、お気楽に考えていた俺はまだ知らなかった。
不良というものがいかに大変なのかを。どんなリスクがあるのかも考えもしていなかった。
そして-それは俺の身にも降りかかった。


