。゚~アイドル様の捕まえかた~゚。

「はいはい…。」


私は、うるさいから 教室を出た。



アイドルなんて


歌って、踊って。


顔が イイってだけじゃない。



そんなことを思いながら歩いていたら 渡り廊下に人が立っていた。


ここの 渡り廊下は狭く、本当に 女子が二人 通るぐらいだ。


女子なら、まだ 通れるけど…。

どう見ても…男子だ。


しかも、後ろ向きだから誰かも分からない。


クルッ…。


あっ…こっちを向いた。


「邪魔。」


私は、おもいっきり、言った。


男は、一瞬だけ目を見開いてすぐ、戻った。

そして、クスッっと笑うと…。


「は?」


と、笑いながら いってきた。