「だからprincessなのか……」 黎音が小さく呟く。 「で、なんでここに来てんだ黎音。」 京雅が不機嫌に尋ねる。 「えー母様がここに戻れって言うから…きた☆」 「なにが「きた☆」だよ。黎音は前理事長に追放されただろ?」 拓馬が言う。 「まぁまぁ…。そんな昔のことは忘れた。」 「なにが昔なんですか、つい半年前のことですよ?」 亜季斗が言う。 「半年?俺には昔だね。」