「ナイトではないですよ。マーキスです。」 笑顔でそう答える紫苑。 「あ…!す、すいません……。」 急いで謝る真琴。 「大丈夫ですよ。princess。」 (この…さっきからprincessって呼ばれるのが…) 「princess…あなたのお名前を伺ってもよろしいですか?」 黎音が言う。 「えっ…?あ、城内 真琴といいます。」 「城内…?理事長の娘さんですか?」 黎音が聞く。 「はい。」