「心配しないでよ。きちんとデュークの称号を持っているさ!」 そう言い胸をはる黎音。 「ディーベア様……!!」 「少しうるさいぞ紫苑(しおん)。」 紫苑と呼ばれた男子が俯く。 「あのぉ……紫苑さん?は何者で?」 真琴が聞く。 「あ、申し遅れましたprincess。 私はディーベア様のお世話係兼執事のブルッド・紫苑・ジョールギと申します。」 「お世話係…てことはナイトなんですか?」 「真琴ちゃん……それはまずい…。」 拓馬が心配そうに言った。 (まずい?)