亜季斗が言うと万桜は黙って俯いた。
「亜季斗くん!!そんな言い方は酷いよ!!」
慌てて真琴が言う。
「いいんです…!真琴様…。事実ですから…。私たちナイトは一般や推薦で受かった者ですので…」
「そうだよね。お金もない奴らがこの学園に入れるわけないのに…」
「亜季斗様の言うとおりなんです…。ですから…」
「おかしくない?」
万桜の言った言葉を否定して言う真琴。
「真琴ちゃん?」
「だって、京雅さん、拓馬さん。おかしくないですか?お金がなくてもみんな一緒なのに…。」
「お嬢様学校から来たから理解すると思ったんだけど…。やっぱりあんた聖ロンじゃないでしょ?」
亜季斗が言う。


