「はぁい…どちら様でしょうか……?」 〝ガチャッ〝 麗子が聞く。 「すいません。うちの娘お邪魔してません?」 「…っ…!?」 麗子の後をついてきた真琴が声を失う。 「まーこーとぉ~!火事にあったからどこにいるかと思ったら城内さんのお宅にお邪魔してたなんてね。どうも、ご迷惑おかけしました。」 そう言って頭を下げる女性。 「さぁ、帰るわよ。」 そう言って真琴の腕を掴んだ。 「い、いや!!帰らない!!」 そう言い腕を振り払う真琴。