「?……princess!?」 男子生徒はそう言うと頭を下げた。 「あっ?いいえっ!!そんな……」 慌てる真琴。 「で、なんのようだ花園。」 京雅が言う。 「あ、はい。今月の全、部活動予算のまとめレポートをお持ちしました。」 花園と呼ばれた男子生徒が京雅に渡す。 「ご苦労様。」 京雅はそう言うとドアの方を見つめた。 「では……失礼しました……。」 男子生徒はそう言うとそそくさと帰っていった。