「どうして…?」 「嘘なのに信じるところ。」 「嘘?」 今の言葉に嘘なんてあったの!? 「そもそも僕たちがいるのはバッジを付けない生徒を見張るためなわけないじゃん。」 亜樹斗が言う。 「じゃぁ…なんで?」 「調子に乗るマーキスをこれ以上調子に乗らせないため。…って言ったらわかる?」 亜樹斗が笑顔で言う。 「調子に乗る………?」