「デューク。」 拓馬が満面の笑顔で言った。 「むしろ聞くけど、僕たちがデュークじゃなかったらここにいないから。」 亜樹斗が拗ねたように言う。 「でも…じゃぁ私はここには入れないんじゃ……」 そう、だって私はなんの称号もないから。 「お前は別だろ。理事長の娘だ。」 「でも理事長は称号なんて…」 京雅が言った言葉に返す真琴。