「寄付金知らないの?」
亜樹斗が首を突っ込んで聞く。
「寄付金はその家がこの学校に与えるお金のことだよ。
多ければ多いほどこの学校の階級が決まるんだよ。」
拓馬が説明する。
「階級…?」
「この学校にはデューク、マーキス、アール、ナイトの四階級に分かれてるんだ。」
拓馬がわかりやすく紙に書いて説明をする。
「デュークは胸元に鷹のマークが入っているバッジをつけている人たちだよ。」
そう言って拓馬は自分の胸をトンッと叩いた。
「鷹のマーク…?」
真琴は拓馬の胸元を見る。
そして三人のを……
「え…?じゃぁ…四人は…?」


