「それにしても…君が理事長の娘だとは…」 亜季夜が静かにいう。 「あ…えっと…」 (多分ここで本当は違うんです!なんて言ったら死ぬよね私…) 「ねぇ、京雅!!」 拓馬が笑いを止めて京雅の方を向く。 「…なんだ?」 書類に目を通していた京雅の手が止まり、こちらを向いた。