三人でそう団らんをしているとメイドが一人入ってきた。 「奥様、奥様にお客様がお見えです。」 「私に?」 (誰だろう…?華南耶とかかな?それか…万桜ちゃんとか?イギリスから帰ってきたとか?) 心当たりをあるだけ引っ張り出しながら大きなお腹を抱えて客室まで歩く。 〝コンコン…〝 きちんとノックをし、扉を開けてから一礼をする。 そして、 「お待たせして申し訳ありません。蓮王寺 真琴と申します。」 と言い、顔を上げる。 「・・・・・・。」 固まる。