目の前で止まる高級感漂う車。


そこから出てきたのは、愛しい人。


「京雅!!」


何年待たせるのよって言うつもりだった私はそんなことを忘れ抱きついていた。


「真琴…。」


少し大人になった京雅を見て真琴は涙をためた。


「京雅っ……。」


私は京雅から離れず抱きついたまま。


「久しぶり京雅。」


「拓馬…久しぶり。」


「お久しぶりです京雅さん!!」


「亜季斗…またイケメンになったな。」


「お久しぶりです京雅さん。」


「亜季夜…聞いたよ。秘書になったんだってな。おめでとう。」


「ふんっ…。真琴を待たせすぎよへぼ人!」


「龍宮…ははっ。ごめん。当主おめでとう。」


「ふんっ、私は別に…。」