「ねぇ…真琴さっきから門にいるあの人どうしたんだろうね…。」


「えっ?」


花恋がいう方向を見る。


「あれって理蘭学園の制服じゃ…」


花恋が言う。


確かにあの制服は私が前、通っていた理蘭学園の制服だ。


「ちょっと行ってくるね。」


「あっ!真琴!?やめたほうが…」


私は花恋の忠告を無視し、校門に走る。


「……華南椰…?」


そこにいたのは学園で初めて出来た友達だった。


「真琴っ!!」


華南椰は私を見つけてすぐに抱きついた。