愛され姫様!?~イケメン5人の王子様に囲まれて~


「女性には感じないんですのよ。」


階段から降りてきたのは白いドレスを着た麗桜。


「ウエディングドレス……?」


思わずそう言ってしまうほど…。


「龍宮さんご名答ですわ。わたくしと京雅の婚約披露パーティー用ですの。いかがかしら?」


麗桜はそう言うと一回転をした。


ウエディングドレスからはあの甘い匂いがした。


「僕…この匂い無理…。」


亜季斗はそう言うと膝をついた。


「ふふっ。なかなか効果がありますのね。」


麗桜は一人で笑っている。


「これ…なんですか!?」


「ご存知ないかしら?…あぁ、一般人ご出身の方は存じませんのね。」


「これはエジプトの媚薬…。」


麗桜の代わりに華南椰が言う。