「亜季斗の割には真面目に考えるね~。」 黎音が言う。 「あれ、黎音さん来てたんですか?」 「真琴ちゃ…酷いよぉ…拓馬から聞いたんだよ!!親友が危険な場所にいて、僕がいなくてどうするんだぃっ!!!」 「す、すいません…。」 「謝らなくて良いよ真琴ちゃん。黎音のことだし。」 「拓馬酷いぞっっ!!」 「無駄話していたらついちゃったじゃない。」 華南椰が言う。 「なにこの家……。」 京雅の家よりは大きくないけれど、私の家よりは大きい。