すると、麗子は笑った。 「なら、大丈夫よ。真琴なら大丈夫。仲間が付いてるんでしょ?」 「お義母さん…。」 「大丈夫。」 麗子は真琴を抱きしめた。 「おかっ‥お義母さんっ…。」 「泣き虫ね‥。ほら、笑いなさいな。」 「…うんっ…ふふっ。」 二人で笑っているとメイドが一人、部屋の外で言った。 「お嬢様、鳳 拓馬様たちがお越しです。」 「あ、はい!」 「ほら、行ってきなさい。」 麗子はそう言って真琴の背中を叩いた。