「亜季斗くんっ!!」 「今…嶺上花がいた…?」 亜季斗は起き上がって言う。 「う、うん…。」 (亜季斗くん毒っ気あるなぁ…呼び捨てなんて。) でもどこか嬉しい。 「先輩、あの女危ないよ。京雅さんが言ったとおり今日は帰って。僕の車で送るから。」 亜季斗はそう言うと亜季夜に頼んでケータイを取ってもらった。 「あ、亜季斗くんっ…!!」 「なに?」 少し怒りながら亜季斗が言う。