二人でゆっくり紅茶を飲んでると突然勢いよく扉が開かれた。


驚いて振り向くと亜季斗が息を切らしていた。


「あ、亜季斗くん!?どうしたの!?」


真琴は急いで水を持っていった。


「あっ………たっ……!…みつけっ…こほっ…たっ…こほんっ…ごほっ…」


京雅は立ち上がって亜季斗に寄った。


「亜季斗、喘息が…。」


「……え……」


(亜季斗くん喘息持ちだったの…?)


「京雅さ…見つけたんですっ…ごほんっ…万桜の…っ……じょうほっごほっ。」


そう言って亜季斗は倒れた。


「亜季斗くんっ!!亜季斗くん!!」