「真琴。」
不意に呼ばれる声に顔をあげる。
〝ちゅっ…〝
そっと触れた柔らかな感触………。
「……っ……。」
「きょ、京雅!?なにしているんですの!?わたくしが…っ」
「俺はお前と婚約する気はない。婚姻だろうがなんだろうが俺は受けない。俺が好きなのは真琴だ。」
「えっ………。」
「ど、どうしてですの!?わたくしの方がっ!!」
「俺は別に金持ちと結婚なんて考えてない。俺は俺が愛してる女と生涯をともにする。」
(そ、それ好きって言う以前にプ、プロ…プロポーズだからっ!!!!)
「真琴、俺の女になれ。何からでもお前を守ってみせる。」
そういった京雅の瞳には強く決心した光があった。


