「そんな…。」 「だから真琴ちゃんのお義母さんにみんな憧れているんだよ。家のことなんて構わず本当に自分の好きな人と結婚できるんだから。」 「拓馬さんは?」 「僕?僕は…真琴ちゃんがいいかな。」 「えっ……」 そうだった、私、拓馬さんにす、好きって言われてた…!! 「なぁんてね、嘘じゃないけど気にしないでよ。真琴ちゃんが元気ないとこの学園も活気に失せる。」 拓馬はそう言っていなくなった。