「貴様!そこはデュークの方々の座る場所だぞ!!貴様が座れるほどの椅子ではない!!」
そう言った。
(そんなの……そんなのわかってるよ…私はこの学園にふさわしくないんだよ……)
自然と涙が込上がってきた。
何も言えずにそこから動けない私。
「貴様…階級はどこだ?ナイトやアールだったら即刻立ち去れ。ここは貴様が来る場所ではない。」
男子生徒はそう言うと踵を返した。
「…待てよ。」
「…!」
拓馬は低い声でいい、その場から立ち上がった。
「た、拓馬様…!まさかあなたのようなお方がこんな女を庇うのですか?そんなハズありませんよね……?」
男子生徒はそういった。


