「次が教室ね、でも教室は階級ごとに分かれてるからここはデュークとマーキスだけかな。」
「私が通う教室は?」
「一番陽のあたるところ。僕らと同じ教室。」
「拓馬さんたち?」
「まぁ…席は一番後ろ…かな。」
拓馬はそう言うと教室のドアを開けた。
〝―――ガラッ〝
「えっ!?た、拓馬様っ!?」
一人の女生徒が言うと教室はざわめきだした。
「た、拓馬様だ…!」「お久しぶりですわ。」「お隣の方は?princessではないかしら?」
「久しぶりだねみんな。」
拓馬はそうクラスメートに向かってニコッと笑った。
するとたちまち教室内は黄色い歓声に。


