亜季斗と亜季夜にそう言い残すと拓馬は歩き出した。 「私生徒会室しか入ったことないんですけど……」 「なんなら校内案内でもしようか?」 拓馬は笑いながら言う。 「いいんですか!?」 「うん。どうせ僕たち勉強しなくても進学できるし。」 (何この羨ましい人たち!!) 「……じゃぁ、お願いします。」 「はぁい。任せて。」