「そうだったんですか!?」 「えぇ…私達二人は両親が決めた相手の方と婚約が決まっていたからもう結婚しないといけなかったんだけど…。麗子はそれを破ったのよ。憧れたわ…。〝私は勘四郎さんと結婚するの!!邪魔をしたら殺すわよ!!〝って。」 「お義母さんが!?」 「えぇ、麗子。ご両親に黙ってレディース暴走族に出入りしていたのよ。相模家のお嬢様が。本当驚いちゃうわ。」 柊那はそう言ってふふっと笑った。