愛され姫様!?~イケメン5人の王子様に囲まれて~


長い廊下を渡った先、


一番西側にある大きな部屋…。


そこが京雅の母、柊那(ひな)がいる。


「ここだ…。」


〝コンコンッ…〝


「母さん、ただいま戻りました。」


「京雅…?」


(綺麗な声……)


扉の中から聞こえる声。


「入ってもよろしいでしょうか?」


京雅が確認を取る。


「もちろん…いいわよ…。」


そこには本を読んでいる若い女性がいた。