愛され姫様!?~イケメン5人の王子様に囲まれて~


「ごめんな。歩かせて…」


「あ、いえ…こんな自然の中歩けることなんて滅多にないですから。いい経験ですよ。」


真琴はそう笑顔で言った。


「ここだ……。」


京雅が立ち止まった先には明るく、だけど清楚な色をした家だった。


「ここが……。」


「蓮王寺家第8別荘だ。俺の母様がいらっしゃるところだ。」


「…京雅さんの御母様が……。」


執事がドアを開ける。


そこにはほんの少し香の匂いがした。