愛され姫様!?~イケメン5人の王子様に囲まれて~


「……確かに…最初は驚きました…。一般平民の私があんな華やかな場所に行くなんてって…。」


「憧れていた学園に通えるなんて、しかもあんな地位をもらえるなんて…。って。でも、今は楽しいんです。こうやって京雅さんと話せたり、今まで関わったことのない人と関係を持てて、私、嬉しいんです。」


「まだまだ、辛いことあると思うんです。実際、あの学園にprincess二人もいらないんじゃないかって…。だけど私じゃぁ麗桜さんをどうこうできないから…。別に私が相応しいとか考えてないです。確かに家の名誉や地位は必要だと思います。それくらい…平民の私にだってわかります。だけど…」


「麗桜は許せない?」


京雅はそう優しく聞く。


〝こくっ…〝


「何をなさったのかは詳しく知りません。だけど…私には麗桜さんが本当に偉いのかわからないんです。」


「…いんじゃないか?それでも。正しいと思う俺は。俺だってあいつと婚約したくないし……。」


京雅はそういった。