「いや…何でもない。罰か…」


「一緒に遅刻したんです…だから私だけやらないなんて嫌なんです…。」


「いいけど…お前ラテン語書けるのか?」


「うっ…た、確かにラテン語なんて書けないし、読んだこともないです…。だけど!!」


「みんなと同じがいい。と…」


「はい……。京雅さんが私を思ってくれたことは嬉しいですけど……あの…」


今になって突然恥ずかしくなってきた…。


「…わかった…。だけどお前が明日中にあれを終わらせることはできないと思う。」


(た、確かに…)


「だから…。」


京雅はそう言って真琴に近寄った。


「?」


「ボソッ…俺のメイド一週間……な?」


「へっ!?」