「ふ、ふふふふふ………」
亜季斗がいきなり不敵な笑みをこぼした。
「今日、明日の早朝4時まで待っていてやる。終わったらここに置いとけ、監視役は純風に任せる。」
そう言って京雅は出て行った。と、同時に綺麗な女性が入ってきた。
「皆さん、さぁ……やりましょうか?」
雰囲気がどことなく京雅に似ている女性が……。
「あ、あの…何を……?」
私は聞いた。
「真琴様は遅刻が初めてとお聞きしました。わたくしは京雅様のお世話係兼この
生徒会室の監視を任されております。淳乃條 純風(あつのじょう じゅんか)と申します。自己紹介はこのくらいで失礼します。時間がないので…説明させていただきます。まず、このダンボールふた箱お一人で処理していただきます。」
「ひとりで!?」
驚いてダンボールたちを見る。
「はい、ひと箱にはおよそ1000枚ものラテン語練習用紙が入っておりますので。」
「あ、正確には〝1000枚のセット〝と申しましょうか……」


