〝パクッ…〝


「美味しい…」


一口、また一口と食べていくうちに段々と涙が溢れてきた。


「…真琴…。」「真琴ちゃん…」


「っ…おいしっ………ですっ……!!」


その味は亡くなったお母さんの味にどことなく似ていた気がした。