「仮にも今の私は真琴の母親だもの。真琴が降りたら私もよ?」 「麗子さん……すいません…」 真琴が言う。 「拓馬、これは副生徒会長の役目でもあると思うの。京雅がいない今、あなたにすべての実権がわたっているわ。決めるのはあなたよ。」 麗子は真面目に言った。 「……」 拓馬はバッチを強く握った。