「…ごめんなさい……」
真琴が頭を下げて誤った。
「真琴ちゃん、養子って本当?」
拓馬が優しく聞く。
〝コクンッ……〝
真琴は小さく頷く。
「そっか……。何があったとかは聞かないけど、養子ってことは嘘ついて欲しくなかったな。」
拓馬が言う。
「ごめんなさい……だって庶民があんな学園に入れるなんて……」
真琴はそう言うと制服についているバッチを外した。
「真琴先輩……!?」
「真琴様……!?!?」
「真琴……?」
「…嘘つきは学園にいてはダメだから……私なんて最初からあの学園に相応しくないんだよ。麗桜さんたちが言ってたことは間違ってないから…。」
真琴はそう言いバッチを拓馬の手に握らせた。
「それって……」


